KJR卒業生りあの最後の日記

2021/01/31

KJR卒業生のりあの練習時に書いている日記の最後の日記をご紹介します。

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今日で多分日記を書くのは最後です。
もう18冊が終わろうとしています

コーチ・チームのみんな・お母さん方へ
9年間ありがとうございました、9年と聞くと長いなと思うけど実際経ってみると
今はとてもあっという間に感じています。
前までは面倒を見られる側だったのにいつの日からか見る側になっていて、人として
少しは成長できたんではないかと最近感じるようになりました。
9年の中での1年1年、どの年も濃い1年だったんではないかと思います。
小さい頃の事もうすうすですが覚えています、ピストルが怖くて泣いた事
SBで優勝したこと、テレ玉で胸の差で勝った事。
いろんな思い出がよみがえってきます、嬉しかった事もこのようにたくさんありますが
悔しかった事も沢山ありました。2年連続行っていた全国に2回も行けなかったこと、
これはもう一生忘れられません。
中学に入ってからは悔しい事辛い事の方が多かったんではないかなと思います。
もちろん嬉しかった事もいくつかありました。1500mで初めて4分台を出した
800mで初めて20秒台出した事、どちらも地域別でした。
素直にとても嬉しかったです。
中2の二次合宿以降私にとってはもう地獄のような日々の始まりで、スタートに
立つのでさえ恐怖で嫌で嫌で仕方ありませんでした
今までは何度か軽い気持ちで辞めたいなと思ったことはあるけど、本気で辞める事を
考えたのはこの時が初めてでした。そんな時私の支えになったのがチームのみんなです。
みなさんがいなかったら今私はKJRにもういなかったかもしれません。
とても感謝しています。続ける事にした私は4月からジャンプのみんなと走って来ました
ジャンプのみんなやお母さん方はいつも面倒を見てくれてありがとうと言って下さいますが、感謝しなくてはいけないのは私の方です。
走る楽しさを見失っていた私に走る楽しさを再度教えてくれたのはジャンプのみんなです
みんなは、練習でも仲間との勝負をとても楽しんでいて、一緒に走っているこっちまで
楽しかったです。勝負を楽しんでることに関してはアスリートの人たちよりもすごいと
私は思っています。生意気な子もいましたが、みんな本当に可愛くて人なつっこくて
1年間一緒に走れて幸せでした。ジャンプのみんなありがとう
そして駅伝のメンバーのみんな、何の目的もなく走っていて走っていて意味あるのかな~
と感じていた頃に、新たな目標をコーチが与えてくださって、最初は不安でしたが
みんなの必死に頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思いました。
みんなと全国に行くという目標は、私の陸上人生で最後の大きな目標でした
自分の年では行けなかった分、みんなにはどうしても頑張って欲しくて
悔しい思いをして欲しくなくて、自分なりに色々頑張りました。
自分の力によってではないけど、最後の大きな目標を叶える事が出来て
みんなに叶えてもらって、そして全国に行くと言う3年越しの夢をみんなに
叶えてもらって。まさか3年越しに叶うなんて思ってもなかったので
とても嬉しかったです。自分の年に行けなかった悔しさが全て晴れた訳ではないけど
少しは後悔が減ったかなと思いました。
みんなと走った2か月3ヶ月はとても充実したものとなりました。
最後にコーチ、みんな、お母さん方
みなさんのお蔭で9年間の陸上人生を終える事ができました
沢山の場面で支えてくださりたまに反抗してしまう事もあり、
心配や迷惑を沢山掛けてしまいましたが
最後まで見守って下さりありがとうこざいました
みんなに支えてもらった分、いつかはみなさんの事を支えてあげられる人になりたいです
本当に9年間ありがとうこざいました。

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りあが最後の日記のページに書かれた内容でした、9年間18冊になっていました
その全ての想いはチームにありました、彼女の多くの出来事が記されています
きっとその日記は、いつしか彼女を助け彼女の道しるべになると思います。
自分が歩んできた時間、ここで過ごして来た時間は一生の宝物になればと思います
誰しもいつかは卒業して行きます、その中で様々な経験をしていきます
夢が叶う子、叶わない子もいます、そのどれもが価値ある事だと思います
頑張れた事も頑張れなかった事も、大切な経験として成長するのだと思います
私もりあにはもっともっと出来る事があったはずです、しかし力足りず出来ませんでした
たくさんの後悔があります、でもこうしてチームを愛してくれ仲間を想えたりあには
感謝しかありません、彼女が残してくれたのは、どんなに辛く苦しくてもやり通す強さです
彼女は本当に強いアスリートでした、結果ではなく心の強さでした
出来るようで誰にでも出来る事ではありませんでした、最後まで立派にやり遂げました
そして最後に、りあへの多大なる応援ご支援本当にありがとうこざいました
引き続き彼女の未来への応援宜しくお願い致します。

 

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